【兵庫県・加古川市】株式会社ムサシ主催「SAVE KAKOGAWA FES」へ行ってきました。

兵庫県加古川市の加古川河川敷で開催された、株式会社ムサシ主催の「SAVE KAKOGAWA FES」に参加してきました。

SAVE KAKOGAWA FES

兵庫県加古川市株式会社ムサシSAVEKAKOGAWAFES加古川河川敷オープンデパート

兵庫県加古川市のセンサーライトメーカー「株式会社ムサシ」が主催する市内有数の大型イベント。

高度経済成長によって、これまで培ってきた歴史文化や自然といった「街の個性」を失いつつある地方都市。利便性や合理性を追求した結果、どこも同じような風景の街になっています。

加古川市も市内外から同様のイメージを持たれており、そんな現状を救おうと立ち上がったのが株式会社ムサシ主催の「SAVE KAKOGAWA FES」。同社の強みである「自然を使う力」と仲間たちと培った「文化を生む力」で、少しずつ加古川の風景に変化が生まれています。

・SAVE KAKOGAWA FES
https://www.634asaichi.com/entry/skf/vol_03

株式会社ムサシが仕掛ける地域イベントについては、以前代表の岡本篤さんにインタビューの機会をいただき、その背景にある想いや意図についてお聞きすることができました。当時から時間が経っており、現在はさらにブラッシュアップされたビジョンがあるかとは思いますが、立ち上げ当初の貴重なインタビューとなっていますのでぜひご視聴ください。

当日の様子

「SAVE KAKOGAWA FES」の会場は、言わずと知れた兵庫県加古川市が誇る一級河川「加古川」。JR加古川駅から歩いて15分。少し長く感じる距離ですが、河川敷へ歩いて向かう道のりがこれまた良いんです。

会場は堤防の向こう側にあるので、ギリギリまでその様子は視認できません。最初に出会うのは聞こえてくる賑わいの”音”。「おっ、もう始まってるな」と期待に胸を膨らませながら目線を上げて歩く時間が好きです。

兵庫県加古川市株式会社ムサシSAVEKAKOGAWAFES加古川河川敷オープンデパート
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ちなみに、加古川市はJR加古川駅から加古川までを「歩いて行く」ことを推しており、主催の株式会社ムサシもこの取り組みに賛同。

兵庫県加古川市株式会社ムサシSAVEKAKOGAWAFES加古川河川敷オープンデパート

車社会である加古川市においてなぜこのような挑戦をするのか、代表の岡本さんのnoteにその狙いや想いが綴られています。個人的にとても胸を打たれた文章だったので、以下にてご紹介。ぜひご一読ください。

なぜわざわざイバラの道を行くか。
100メートルの距離すら歩きたがらない二足歩行動物の群れという、クソみたいにモータリゼーションが進んてしまった地方都市・加古川の次の未来を考え人々の生活を見越せば、ここにいち早く踏み込む意志と可能性を持つのはおれたちしかいないのである。
とにかくやることに決めた。

『記録(1) SAVE KAKOGAWA FES 2022』より。

堤防を越えると一気に視界が開け、眼前にその様子が飛び込んできます。一際目立つインパクトのあるゲートと、デザインが統一されたテント群。そしてイベントスタッフや来場客の人いきれ。

兵庫県加古川市株式会社ムサシSAVEKAKOGAWAFES加古川河川敷オープンデパート
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日が沈むと会場には柔らかな照明が灯り、夕暮れのときとは異なりガラッと表情を変えます。イベントの名前はフェスになっていますが、イメージだけで言えばもっと野生的でエネルギッシュな「カーニバル」のような雰囲気。写真を撮っていても、人々が単なるイベント風景の一部にならず、一人ひとりが生命力を持った生き物として、イキイキと過ごしている様子が伝わってきました。

兵庫県加古川市株式会社ムサシSAVEKAKOGAWAFES加古川河川敷オープンデパート
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兵庫県加古川市株式会社ムサシSAVEKAKOGAWAFES加古川河川敷オープンデパート
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地元サッカーチーム「Cento Cuore HARIMA」の選手たちがイベントのサポートをする様子も。

会場にはベンチや堤防近くの階段といった足を休める場所があるにもかかわらず、土手の芝生に腰を下ろしている来場者がたくさん見られました。「SAVE KAKOGAWA FES」は、意識せずとも土や川といった自然との距離が近くなる、不思議な空間なんですよね。なぜか「こんなところに座って良いのだろうか」という不安や躊躇が生まれない。まるで当たり前かのように、自然に土手に腰を落ち着けることができるんです。

兵庫県加古川市株式会社ムサシSAVEKAKOGAWAFES加古川河川敷オープンデパート
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また、以前と比べ動線がとても心地よくなっていました。一休みできるスペースが会場中央にあり、それを囲むように出店者が軒を連ねていて、ゆったりとくつろぎながらも会場の熱量を肌で感じられる工夫がされています。

兵庫県加古川市株式会社ムサシSAVEKAKOGAWAFES加古川河川敷オープンデパート

酷暑の中ではありましたが、有機的な動線と会場にあふれるエネルギーのおかげで、終始楽しく過ごすことができました。

兵庫県加古川市株式会社ムサシSAVEKAKOGAWAFES加古川河川敷オープンデパート
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便利で過ごしやすい街であることも大事ですが、豊かさを肌身で感じられる「SAVE KAKOGAWA FES」のような取り組みは街にとって大事な財産になると思います。これからもずっと、もっと、こうした風景が見られると嬉しいです。

関係者の皆様、「あー生きててよかった!」と思える一日をありがとうございました。


兵庫県神戸市加古川市姫路市ライターカメラマンロペス

━━━━profile━━━━
兵庫県を拠点として活動している編集ライター、カメラマン。大学卒業後、小学校教諭、塾講師、保育士を経験。2019年からは合同会社hyphenに転職し、コワーキングスペースmocco姫路スタッフ、コワーキングスペースmocco加古川の立ち上げに関わり、コミュニティマネージャーとして活動。その後兵庫県播磨地域の情報誌『まるはり』の編集・取材フォトライターを経て独立。
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