兵庫県明石市、JR「大久保駅」から徒歩5分の場所にある「民間学童えすこーと明石大久保校」にて、夏休みスペシャルイベント「こども哲学対話」を開催しました。
民間学童えすこーと明石大久保校
充実した学習カリキュラムと多種多様な習い事、少人数制度が人気を博し、首都圏を中心に拡大している民間の学童保育。2022年4月に関西一号教室として明石大久保校が開校しました。保育、習い事、塾の全てを一箇所で完結することができ、最長20時までお預かり可能とあって、働く親御さんから人気の学童保育です。
詳しくは以下のHPから。
・民間学童えすこーと明石大久保校（HP）
https://e-s-court.com/akashiokubo/
・民間学童えすこーと明石大久保校（Instagram）
https://www.instagram.com/escourt_okubo/
【施設情報】
住所：兵庫県明石市大久保町駅前２丁目２−４セラヴィ２０６
問い合わせ先：078-937-1267
基本利用時間：13:00〜19:00
時間外対応：8:00〜13:00／19:00〜20:00 ＊要予約
土・日祝定休
えすこーと学びプロジェクト2025
2022年より継続してご依頼いただいている、民間学童えすこーと明石大久保校の夏休み講座。今年はこれまでの「読書感想文おたすけ講座」に加え、お泊まり合宿として「作文・ディベート講座」「せいさづくり」の2本と、子ども哲学対話のワークショップを企画。「えすこーと学びプロジェクト〜自分で考えられる人になるために〜」と題し、合計4講座の開催となりました。
・民間学童えすこーと明石大久保校で開催した過去の講演・ワークショップ
https://ropeth.com/tag/escourt/
【こども哲学】〜なぜ？どうして？を考えよう
2023年より実施している人気講座。身近なテーマを深く考え、他者と意見を交わし、自分と異なる考え方や価値観に触れることを通して、他者との関わり方を学べるプログラムです。
作文・ディベート講座
「思考力」「コミュニケーション力」を磨くプログラムとして、関東の教室で人気となっていた講座。2025年からは明石大久保校でも実施。座学だけでは育むのが難しい「21世紀スキル」を伸ばすことを目的にしています。
詳細な講座レポートは以下リンクより。
・【兵庫県・明石市】民間学童えすこーと明石大久保校/学びプロジェクト2025/「作文・ディベート講座」講師
https://ropeth.com/2025/07/31/akashi-escourt-debate1/
せいざづくり〜じぶんだけのせいざをつくってみよう！〜
2025年のお泊まり合宿にて実施。実際に夜空を観察し、黄道十二星座とそれぞれにまつわる神話（ギリシャ神話）を紹介。その後みんなでオリジナルの星座を考えるワークショップを行いました。
詳細な講座レポートは以下リンクより。
・【兵庫県・明石市】民間学童えすこーと明石大久保校/学びプロジェクト2025/「星座づくり」講師
https://ropeth.com/2025/07/31/akashi-escourt-makestar1/
読書感想文おたすけ講座
例年開催している読書感想文の講座。学校だけではカバーしきれない原稿用紙の使い方や、感想文の書き方（材料集めから推敲まで）などを学びます。
過去の詳細な講座レポートは以下リンクより。
・【兵庫県・明石市】民間学童えすこーと明石大久保校「夏休み読書感想文おたすけ講座」2022
https://ropeth.com/2022/09/05/akashi-escourt-reading1/
「こども哲学対話」の企画概要
本講座は昨年度に引き続いての実施。えすこーとの先生方をはじめ、子どもたちや保護者の方々にも好評いただいており、とても嬉しいです。今年も昨年同様、身近なテーマを深く考え、他者と意見を交わし、自分と異なる考え方や価値観に触れることを通して他者との関わり方を学べるようプログラムを組みました。
こども哲学対話は対話型のワークショップの一つで、子どもの思考力を育む活動として近年教育現場で大きな注目を集めています。
・考える力・聞く力を育てる「哲学対話」を知っていますか？親子の会話に取り入れるには（ベネッセ）
https://benesse.jp/kyouiku/202203/20220323-1.html
今年のテーマは「お金って何であるの？」「宇宙人と仲良くするためには？」の2テーマを用意。子どもたちから話してみたいテーマをヒアリングし、主体的に取り組めるように設定しました。
また、当日の進行がスムーズに進むよう、教員時代に作成していた指導案のテンプレートを応用し、子どもの動き、スタッフの動き、プログラムごとに留意すべき点をまとめて活動案を作成。補助で入ってくださるスタッフの方にもわかりやすいように可視化して共有しました。
「こども哲学対話」の様子
本講座は内部生を対象に、なんと15名以上の児童が参加。他の講座も同様ですが、外部の参加募集枠が用意できないくらいに大盛況の会となりました。
冒頭では「哲学対話」について紹介。講座の中で大事にしてほしい「やくそく」や、全体の進行などを説明しました。また、今年はより活発に対話が起こるように、「話し方」や「聞き方」の説明を追加。意見の発表にとどまらず、それを踏まえた上での対話に進めるよう、導入での説明をより詳しく行いました。
昨年に引き続いて参加してくれた児童も数多くおり、周りの友達に「こうやってすんねんで！」と教えてくれる子も。積極的な姿勢が多く見られてとても嬉しかったです。
説明の後はいよいよ哲学対話の実践。最初のテーマは全体で行いました。初めての児童や話すのが苦手な児童が、様子を見ながら流れを理解し、安心して参加できるようにしました。
その後グループを二つに分けて哲学対話を開始。「お金ってなんであるの？」というテーマや、「宇宙人と仲良くなるには？」といったテーマで活発に議論を交わしました。
進行は、えすこーとのスタッフの方々に高学年グループをお任せし、低学年は当方が担当。それぞれがバランスよく発表できるよう、質問を投げかけたり、安心して話せる場づくりを心がけました。結果的に全員が前のめりで参加してくれ、意見を発表してくれました。
グループでの対話後は、全体での発表へ。各グループで発表者を決め、どのような話が出てきたかを発表しました。
「お金」をテーマにした回では、貨幣が生まれる前の歴史まで遡り、物々交換だった時代に触れて意見を発表した児童がいたり、経済活動の中でお金がどのような意味や価値を持つかについて話し合ったりと、両グループとも身近なテーマを深く考える機会になったようでした。
また、「宇宙人」との関係形成の方法を考えたテーマでは、「ルールを理解してくれないと昼休みに一緒に遊べない」といった意見や、「宇宙人が給食で何を食べるかわからない」といった疑問が出たようです。育ってきた環境や価値観が異なる他者とどのように関係を構築していくべきか。このテーマで一番考えて欲しかった部分についてそれぞれが深く議論したようで、とても良かったです。
今年で3回目の開催となった哲学対話ですが、年々子どもたちの発表の姿勢や思考に成長が見て取れます。えすこーとでの日々の学びがあってこその企画だと、改めて感じさせられました。スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
━━━━profile━━━━
近畿圏を拠点として活動している編集ライター、カメラマン。大学卒業後、小学校教諭、塾講師、保育士を経験。2019年からは合同会社hyphenに転職し、コワーキングスペースmocco姫路スタッフ、コワーキングスペースmocco加古川の立ち上げに関わり、コミュニティマネージャーとして活動。その後兵庫県播磨地域の情報誌『まるはり』の編集・取材フォトライターを経て独立。2024年3月より大阪・福島のコワーキングスペースGRANDSLAMのコミュニティマネージャー。
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