【大阪府・大阪市】企業×クリエイター大交流会「GS CREATIVE」vol.01

大阪府大阪市福島区にあるコワーキング&イベントスペースGRANDSLAMにて、企業とクリエイターが垣根を超えて交流するイベント「GS CREATIVE」の第一弾を開催しました。

GS CREATIVE

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

クリエイター交流会は、次のフェーズへ━━。

そう大きく銘打って開催した、企業とクリエイターを交えた越境交流イベント。互いの立場や垣根を越え、発注側と受注側で忌憚なき意見を交わし、「良いクリエイティブとは何か?」を追究することを目的に開催しました。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

プログラムの柱は3つ。

パネルディスカッションでは、発注側の立場から「良いクリエイティブとは何か?」「優秀なクリエイターとはどんな人か?」といったテーマや、会場から上がった疑問についてパネラーとディスカッションを実施。

交流会では、パネルディスカッションで話されたテーマをグループで話し合うワークショップを行いました。

また、会場のスペースを活用し、ブランドやグッズがあるクリエイターの出展ブースも設けました。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

・<イベント詳細ページ>【企業×クリエイター大交流会】GS CREATIVE vol.01
https://peatix.com/event/3854002/view

GS CREATIVE 運営メンバー

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

中野 広夢(Nakano Hiromu)

近畿圏を拠点として活動している編集ライター、カメラマン。Ropeth/ロペス代表。オンラインフリースクールchoice共同代表/講師。大阪・福島のコワーキング・イベントスペースGRANDSLAMのコミュニティマネージャー。大学卒業後、小学校教諭、塾講師、保育士を経験。2019年からは合同会社hyphenに転職し、コワーキングスペースmocco姫路スタッフ、コワーキングスペースmocco加古川の立ち上げに関わり、コミュニティマネージャーとして活動。その後兵庫県播磨地域の情報誌『まるはり』の編集・取材フォトライターを経て独立。

<HP>https://ropeth.com/
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大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

田中 侑助(Tanaka Yusuke)

兵庫と大阪を拠点に活動しているデジタルメディアプロデューサー、イラストレーター。Gullig(グリッグ)代表。自身もクリエイティブな仕事をしながらクリエイター支援をするコミュニティ運営もしており、阪神梅田本店2Fにあるクリエイターズヴィレッジというアクセサリー雑貨の一部売場を2022年から年間通じてコンテンツ及び企画運営まで担当。
2024年2月末よりAdobe Community Expertという肩書きとしても活動。

<HP>
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GS CREATIVE パネルディスカッション登壇者

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

石澤 大(Ishizawa Dai)

ECスペシャリスト、ブランディングプロデューサー。デザイン事務所、アパレルメーカーを経て2010年創業。EC10店舗運営。楽天市場、Yahooショッピング、Amazonで40商品以上ランキング1位受賞。楽天月間MVP、月間優良店舗等受賞歴多数。楽天大学、RUX、ECのミカタなど講師招聘歴多数。
ECサイトのデザインだけに終わらず、成果が出るまで伴走するコンサルティングに定評あり。JAなどの大手企業から街のビストロまで大小問わずコンサルティングを日々行っている。

<HP>https://design-equal.com/
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樫本 祐輝(Kashimoto Yuki)通称:カッシー

「フリーランス支援」「UI/UXデザイン」「IT・DX顧問」の3軸で活動。自身が独立を支援したフリーランス達とプロジェクトごとにチームを組んで活動。招待制クリエイターギルド「THE CREATIVE」、フリーランス入門講座「フリーランス研修」、交流イベント「クリエイター祭り」、企業向けDX支援「DXBoot」など様々な取り組みを展開中。

<HP>https://c-u.co.jp/
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大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

常盤・ザ・クリエイティブ

クリエイティブユニット「KAKUSAKU」代表。志を同じくした2名で発足。共感・共鳴するクリエイターたちとユニットを組み、これからの時代のクリエイティブを追求。目指すものは、若い世代のクリエイターが力を発揮できる場の創出。クリエイティブとマーケティングを追求した先にあるものを、ユニットで体現している。とにかく、おもしろいかどうかがすべて。

<HP>https://osaka-moderndisco.com/
<SNS>X(Twitter)

ブース出展

watanao-ボタニカルイラストレーター-

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

兵庫県生まれ。神戸市在住。大学在学中にロンドンへ留学。Central Saint Martins にて油絵 / インテリア ショートコース取得。一般会社員を経て、2021 年フリーランスのイラストレーターに転身。留学中に感じたヨーロッパの雰囲気・空気感にインスピレーションを受け、やさしく絶妙な色味とどことなく懐かしさを感じるイラストを届けます。自主制作の物販は<Nostalgique〜illust & design〜> の屋号で活動中。

​植物・インテリア・人物モチーフを得意とし、カリグラフィーの流れるような文字を取り入れデジタルでも手書きのようなあたたかみのある作品作りを心掛けています。

<HP>https://www.nw-nostalgique.com/
<SNS>Instagram

コニ(cony)

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

高校大学共に絵に関することを勉強する。イギリス留学し英語を勉強したり、日本に帰って会社勤め。2019年7月にワーキングホリデービザでオーストラリアに渡るもコロナの影響で2020年帰国​。2021年からフリーのイラストレーターとして活動開始。DTPデザイナーとしての経験もあり、ポスター・チラシ・DM・名刺などの制作も可能。Adobe Illustrator/Photoshop/after effects/premiere pro クリップスタジオで作品製作。

<HP>https://uppicat.wixsite.com/cony-web
<SNS>X(Twitter)Instagram

会場情報【コワーキング&イベントスペース『GRANDSLAM』】

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMグランドスラム会議室シェアオフィス
フリーアドレスのコワーキングフロア。利用者同士が歓談する姿が日常的に見られる。

「成長・共創・つながり」という3つのコンセプトを軸に運営している、2019年8月設立のコワーキングスペース・イベントスペース GRANDSLAM。快適な作業環境を提供するだけでなく、学べるイベント、つながれる機会の創出などを通し、関わる人たちのビジネスの可能性を広げ続ける進化系スペースです。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMグランドスラム会議室シェアオフィス
書架が充実しており、ビジネス系、クリエイティブ系の書籍が多く並ぶ。
大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMグランドスラム会議室シェアオフィス
集中して作業したい方に向けた個別ブースを完備。
大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMグランドスラム会議室シェアオフィス
2~5人で利用できる会議室も。
大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMグランドスラム会議室シェアオフィス

2023年7月に移転し、新生GRANDSLAMとして第二章がスタート。クラウドファンディングでは約300万円の資金調達に成功し、多くの利用者に愛されているスペースです。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMグランドスラム会議室シェアオフィス
クラウドファンディングについてはこちらから。
大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMグランドスラム会議室シェアオフィス
移転後のお披露目パーティでの集合写真。
大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMグランドスラム会議室シェアオフィス
移転後のクラウドファンディング限定お披露目パーティでの一幕。

・コワーキング・イベントスペース「GRANDSLAM(グランドスラム)」HP
https://grandslam.osaka/

・コワーキング・イベントスペース「GRANDSLAM(グランドスラム)」のお仕事
https://ropeth.com/tag/grandslam/

GS CREATIVE vol.1の様子

イベント当日、会場のGRANDSLAMには企業(発注側)とクリエイター(受注側)とを合わせて総勢25名が参加。嬉しいことに、会場のキャパシティぎりぎりの人数で開催することができました。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

司会進行は私、中野が務め、会の趣旨と全体の流れを説明しました。パネルディスカッションを担当してくださったのは、共同主催者であるGullig(グリッグ)代表の田中 侑助さん。パネラー3名にテーマを投げかけ、それぞれの意見にコメントを返しつつ、バトンをバランス良く回してくださいました。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

今回パネラーとしてご登壇いただいたのは、株式会社デザインイコール代表の石澤 大さん、Creative Universe, inc.代表の樫本 祐輝さん、クリエイティブユニット「KAKUSAKU」代表の常盤・ザ・クリエイティブさんの3名。それぞれ発注側の立場で登壇いただきましたが、キャリアの中でクリエイターとして活動していた時期もあり、両方の観点からテーマについてお話しいただきました。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE
向かって左側から石澤さん、樫本さん、常盤さん。

各テーマで最初にマイクを握ったのは株式会社デザインイコールの石澤さん。「良いクリエイティブとは何か?」というテーマについて、「クライアントの課題解決に貢献し、ベネフィットを創造すること」と話します。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

企業の課題を正確に掴み、解決に資するクリエイティブなソリューションを提供できるか否か。それが良いクリエイティブかそうでないかを分ける分水嶺になると自身の考えを述べました。

一般的に優秀なクリエイターと聞くと、絵が上手だとか、文章を書くのが上手だとか、技巧の優劣で考えられがちです。しかし、本質はそこではなく、発注側であるクライアント(企業)の課題を解決できるかどうかが肝になります。自主制作のアートワークではないクライアントワークだからこそ、報酬を出すに値する成果を生めるかが大事になると訴えました。

「クリエイターの成長、育成」のテーマでは、クリエイター支援を手掛けるCreative Universe, inc.の樫本さんから情報リテラシーの話がされました。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

「クリエイターになりたい、フリーランスになりたいとの気持ちで業界に飛び込んだ人の多くが、SNSやネット上に蔓延る質の低い情報商材にアクセスしてしまうんです。『3日間でマスターできる〜』や『1ヶ月で月○万円稼ぐフリーランス』といった、顔の見えない誰かが発信するキャッチーな情報に飛び付くのではなく、Adobeのような信頼と実績のあるスクールを受講できるよう支援していていきたいです」。

樫本さんのお話しには会場も共感の渦。クリエイターであれば日々SNSやネットでクリエイター講座の広告を山ほど見てきたことでしょう。「そんな簡単にクリエイターやフリーランスになれるかい!」と思った人も一人や二人ではないはずです。

以前は行政の立場で補助金や助成金を担当していた樫本さん。クリエイターが活用できる制度を紹介し、正規の講座を低価格で受けられるようなサポートもされているそうで、これから適切な情報にアクセスできるクリエイターが増えることを願ってやみません。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE

「優秀なクリエイターとは何か?」とのテーマで、「自分の個性を大事にしてほしい」と話したのは、クリエイティブユニット「KAKUSAKU」代表の常盤・ザ・クリエイティブさん。これまで「いくら売上が伸びるか」「どれだけの集客を見込めるか」といった、定量的な成果を求められるお仕事を長く続けてきたからこそ見えてきたものがあると話します。

「数字を伸ばすクリエイティブというのは、ここ!という勘所があるのでたしかにやればできるんですよ。ただそれだけだと寂しい。求められる成果に自分の個性を少しずつ出していく。やるべきこととやりたいことを上手くバランスを取りながらクリエイティブを生んでいくことが大事だと思います」。

クリエイティブ制作のお仕事で顧客の要望を重視するのは当然。ただ、それだけだと「自分はいったい何をしたいのか」が見えなくなり、目の前のお仕事が作業的になっていきます。これは私自身も経験がありました。

常盤さんはお仕事とは別に小説を執筆されており、さまざまな賞に応募されています。この話を聞いて、自身の創造の源泉を豊かに保つ習慣も大事なんだなと気付かされました。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE
大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE
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壇上でパネラーがディスカッションを行ったのち、テーマは会場の各テーブルへ。参加者同士でさらに考えや意見を深め、交流させる時間を設けました。どのテーブルも活発に議論が行われ、積極的に発言する人や静かに耳を傾け考え込む人など、それぞれがテーマについて深く向き合っていました。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMクリエイター交流会GSCREATIVE
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議論がある程度進んだら全体への共有。模造紙を使って議論を構造化し、どのようなテーマでどのような意見が出されたのか、結果どのような結論が導き出されたのかについて発表しました。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMグランドスラム会議室シェアオフィス
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どのグループも自身の内から湧き上がる疑問や意見を積極的に出し合い、主体的にご参加いただけたようで、生の本音が多く見られる発表となりました。

参加者の皆様がこうした姿勢でご参加いただけたことで、当会の目的である「企業とクリエイターが互いの立場や垣根を超えて意見交流を行い、『良いクリエイティブとは何か?』を追究する」場をつくりあげることができました。


楽しい時間はあっという間で、惜しみつつも閉会の時間に。振り返ってみると課題はいくつかありますが、概ね目的に近づいた会になったかと思います。今後もこうした企業とクリエイターの交流の場を設け、それぞれの価値観をアップデートする機会を創出していきます。

大阪福島コワーキングイベントスペースGRANDSLAMグランドスラム会議室シェアオフィス

ご参加いただいた皆様、登壇いただいた方々、本当にありがとうございました。


兵庫県神戸市加古川市姫路市ライターカメラマンロペス

━━━━profile━━━━
近畿圏を拠点として活動している編集ライター、カメラマン。大学卒業後、小学校教諭、塾講師、保育士を経験。2019年からは合同会社hyphenに転職し、コワーキングスペースmocco姫路スタッフ、コワーキングスペースmocco加古川の立ち上げに関わり、コミュニティマネージャーとして活動。その後兵庫県播磨地域の情報誌『まるはり』の編集・取材フォトライターを経て独立。2024年3月より大阪・福島のコワーキングスペースGRANDSLAMのコミュニティマネージャー。
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