【兵庫県・加西市】兵庫県立北条高等学校「オンラインキャリアガイダンス」ゲストティーチャー

兵庫県立北条高等学校の人間創造コース一年生に向けたオンラインキャリアガイダンスにて、ゲストティーチャーを務めさせていただきました。

兵庫県加西市兵庫県立北条高等学校キャリアガイダンスキャリア教育学校教育

兵庫県立北条高等学校

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兵庫県加西市にある公立高等学校。学校存続をかけ、偏差値偏重の教育から「地域連携」に舵を切った先進的なの高等学校です。

平成28年に“総合的な学力”の育成を目標とした「人間創造コース」が創立。地域と連携して学習する「ふるさと創造」の活動を中心に、探究的な学びのカリキュラムを充実させてきました。探究のテーマごとに、「まちづくり班」、「読み聞かせ班」「うずらの班」「あびき(エコチャレンジ)班」「グローバル班」の5グループが誕生し、以降”社会に開かれた教育課程”の実現に取り組んでいます。

私自身、以前から個人的にゲストティチャーとして伺い、生徒たちが地域活動に積極的に関わる様子を見てきました。

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・兵庫県立北条高等学校
https://hojo.ed.jp/

・地域が人を育て、人が地域をつくる。学校存続をかけ地域連携を進める兵庫県立北条高校の“循環型モデル”は、消滅可能性都市の未来をどう変えるのか。
https://greenz.jp/2022/03/24/hojo_high-school/

北条高校キャリアガイダンス

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北条高校卒業生の宇高秀和さんが中心となって行っている、同校生徒に向けたキャリア教育プログラム。市内外からさまざまなキャリアのゲストティーチャーを招聘しており、中でも北条高校のOBOGが数多く参加しているのが特徴です。

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北条高校OBの宇高さん。
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場づくりに明るいスタッフがアイスブレイクを行い、自己開示しやすい雰囲気作りをしている。
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職種も価値観も異なる、幅広いゲストティーチャーが集う。

回を重ねるごとに「自分は価値ある人間だと思う」「目指したい人や憧れる人がいる」といった数値が向上しており、ガイダンス参加後の生徒アンケートでもポジティブな意見が多く見られています。

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キャリアガイダンスの詳細やこれまでのレポートについては、以下のリンクをご参照ください。

・北条高校キャリアガイダンス(HP)
https://careerguidance.jp/

当日の様子

当日は同校の人間創造コースから、1・2年生が10名程度参加。オンライン上のzoomにて開催されました。

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冒頭の自己紹介は、紙を4つの部屋に区切り、それぞれの問いに答える形で実施。趣味や最近ハマっていることで盛り上がり、生徒たちの「好き」の想いがあふれる時間になりました。

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自己紹介の盛り上がりをそのままに、トークテーマ①「最高にわくわくする瞬間」へ。

旅行が大好きだという生徒は、「山口県の鍾乳洞に行ったときにとてもわくわくしました」、神社仏閣巡りが趣味だという生徒は「奈良の吉野にある金峰山寺に行ったときにとても感動しました」と教えてくれ、各々が感動するポイントを知ることができました。

自分の好きなことを話しているときの表情ってめっちゃ輝きますよね。オンラインの画面越しからもその様子が見てとれて、聞いているこちらもとてもわくわくしました。

山口県にある特別天然記念物 秋芳洞(あきよしどう)。高校生のおかげで行きたいところがまた一つ増えた。

後半は主催の宇高くんから「自由にアレンジしてくれて良い」と言われていたこともあり、少し趣向を変えて逆質問。「みんなが聴きたいと思うことは何ですか?」と投げかけました。

学生時代、自分が生徒だったころを思い出すと、好き勝手喋って満足して帰るゲストティーチャーが何人かいました。社会人になってもそういう講演をされる方がいますが、正直つまんないですよね。生徒の皆さんが聴きたいと思うことを話した方が良いだろうなと思ってのアイデアで、実際に質問が来るかどうかは読めませんでしたが、蓋を開けてみるとそれぞれから積極的に質問があって嬉しかったです。

中でも「好きを仕事にするにはどうすれば良いですか?」といった質問や、「やりたいことが明確に見つかっていないのですがどうすれば良いですか?」といった質問は、彼ら彼女らの切実な悩みがあらわれており、答えるこちらとしても背筋が伸びる思いでした。

前者の質問に対しては、「嫌いを乗り越えること」と回答。趣味であれば「好き」で続けられますが、仕事になると「好き」だけでは続けられません。当然嫌なことだって出てきます。それを乗り越え、大切に思い、続けられるかどうかが大事だと話しました。

後者の質問は、大人でも同様の悩みを抱えている人が多いことについて言及。高校生の段階で確固たる「やりたい」を見つけれなくても焦らなくても良いと伝えました。加えて、やりたいの見つけ方の一つとして、「やりたくない」を見つめる大切さについて話しました。消去法的に「やりたい」が見つかることもあるので、まずはたくさんの「やりたくない」を見つけることから始めてみてはどうかとアドバイスさせていただきました。

生徒の皆さんにとって、キャリアを考える上で何かしらの糧となれば幸いです。

最後は主催の宇高くんから、「WANT(やりたいこと)」「CAN(できること)」「NEED(必要なこと)」の三領域について説明。それぞれが重なる領域にやりがいを感じられる仕事がある、ぜひこの部分を意識しながらキャリアを考えて欲しいと締め括りました。

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毎年新しい生徒と出会い、新しい悩みに向き合い、新しい可能性を一緒に描けるキャリアガイダンス。今後もお誘いいただけるよう、自分自身目の前の仕事にしっかりと向き合い、人間を磨いていきたいなと思います。

今回お誘いいただいた宇高くんをはじめ、いつも優しく受け入れてくださる人間創造コースの衣川先生、そして何より真摯に悩みを打ち明けてくれ、新しい気づきを与えてくれる生徒の皆さん、本当にありがとうございました。またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。


兵庫県神戸市加古川市姫路市ライターカメラマンロペス

━━━━profile━━━━
兵庫県を拠点として活動している編集ライター、カメラマン。大学卒業後、小学校教諭、塾講師、保育士を経験。2019年からは合同会社hyphenに転職し、コワーキングスペースmocco姫路スタッフ、コワーキングスペースmocco加古川の立ち上げに関わり、コミュニティマネージャーとして活動。その後兵庫県播磨地域の情報誌『まるはり』の編集・取材フォトライターを経て独立。
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