【兵庫県・加古川市】不登校児童・生徒を対象としたオンラインフリースクール「choice」を始めます。

2023年5月中旬、兵庫県加古川市を中心に不登校児童・生徒を対象とした「未来を選び取る力を育む」オンラインフリースクールが開校します。

兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice

・オンラインフリースクールchoice
https://lit.link/onlinefreeschoolchoice

なぜオンラインフリースクールchoiceが生まれたのか

「子どもたちの”未来を選び取る力”を育む」━━。

これがオンラインフリースクール「choice」の、一番大事にしている想いです。

代表の伊藤自身、過去に不登校だった時期があり、自身の子どももまた不登校の時期があった不登校問題の一当事者。年々増え続ける不登校児童生徒の実態や、既存の教育の受け皿だけでは対応が難しいことなどに強い課題意識を持っていました。

兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice
令和3年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(文部科学省)より。
兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice
令和3年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(文部科学省)より。

上記の課題を解決すべく、これまで地域の学生とともに学童保育や乳児院でボランティア活動を行ったり、アート活動を行ったり、社会教育的な立ち位置で子どもが社会と関われる機会をつくってきました。

兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice
「地域の子どもたちが気軽にアートに触れられる機会をを」と立ち上げたプロジェクト「鶴林寺光とアートフェスタ」。

学校の環境が合わず、家で過ごす子どもたちにとって、学びの機会や自身の可能性を広げる機会は恵まれているとは言えず、学習・情報・機会格差は広がる続けるばかり。活動を続ける中で、以前に増して課題を感じた伊藤は、

「社会との接点が少ないことで将来の可能性や選択肢が狭まっている子どもたちに、機会と選択肢、そしてそれらを選び取るだけの力を育みたい」

と「choice」の創立を決意。公教育以外の学びの選択肢が少ない国内の教育環境に課題意識を持っていた私も理念に共感し、共に立ち上げました。

オンラインフリースクールchoiceスタッフ

共同代表/講師:伊藤 広海(いとう ひろみ)

1983年生まれ、兵庫県姫路市出身。バルーン、デザイン事業を手がける「e-スマイル」代表。幼少期は学校へ通えない時期があり、小学校で不登校を経験。15歳で第一子が誕生し、家族を養うため定時制高校に通いながら土木関係の会社に勤める。2012年に「e-スマイル」を立ち上げ代表に就任。中高生を対象にした交流カフェ「お、しゃべり場」や、学童保育関係者の交流会「学童カフェ」、熊本地震の被害にあった子ども達のストレス緩和の為の風船プールの設営、YouTubeチャンネル「しゅくだいチャンネル」などの企画・運営に携わる。

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共同代表/講師:中野 広夢(なかの ひろむ)

1992年生まれ、奈良県出身。畿央大学教育学部にて小学校教諭一種免許状を取得。卒業研究では「フリースクールにおける教育評価」をテーマに、兵庫県の六甲にある「ラーンネット・グルーバル・スクール」で実践研究を行う。卒業後は人材派遣会社の営業、公立小学校教諭を経験。その後、民間学習塾の教室長、認定こども園の保育補助を経て兵庫県加古川市でまちづくり・地方創生の仕事に就く。2022年11月に個人事業主としてクリエイティブ事務所Ropeth/ロペスの屋号で独立。現在は、大阪・福島のコワーキング・イベントスペースGRANDSLAMにてコミュニティマネージャー兼クリエイティブ事業を担当。

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講師:小原 柚葉(おはら ゆずは)

2004年生まれ。兵庫県高砂市出身。勉強だけが学びの全てではないと思い、反対されながらも兵庫県立農業高校食品科学科へ進学。1年生の春休みからの不登校を経て、2年生の5月にN高等学校へ転校。N高では体験学習実行委員会というプロジェクトに1年間参加。オンラインでWSの企画から運営をする。現在は神戸女学院大学総合文化学科2年生。教育学を中心に様々な学問領域を横断して勉強中。教職課程(中高国語)も履修中。

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「不登校=悪」ではない。しかし……。

私たちは「不登校=悪」だとは考えていません。不登校を社会課題として捉えてはいますが、それはあくまで「未来のある子どもに対し、適切な学習環境や社会と関わる機会が提供されていない」ことに対して持っている課題意識です。

昨今、公教育以外の教育の選択肢である「オルタナティブスクール」が数多く誕生し、社会的な認知度が高まってきました。同時に積極的に「不登校」を選択し、公教育以外の学びの場を選択する人も増えてきています。これは今まで画一的だった教育の選択肢が増え、学習者自身が興味関心や自身の学習スタイルに合わせて教育を選択できるようになったとても素敵な動きだと捉えています。

一方で、そうしたポジティブな不登校とは別に、公教育が合わずに不登校状態に陥り、学習機会や社会との接点が減ってしまった子どもたちもいます。無力感に苛まれ、「自分はダメなやつだ」と思い込み、自己肯定感を下げ続ける負のループに入ってしまった子どもたちにとって、そこから抜け出すのは並大抵のことではありません。

子どもたちが自らの人生を切り開いていける力

オンラインフリースクール「choice」は、そんな状況にある子どもたちにとって、また保護者の方にとって、突破口になれるような環境をつくりたいと思っています。

自身の可能性や能力を開花させ、イキイキと輝けるような環境を、自らの手でつかみ取る。そのためには、自分自身が何を望んでいるのか、その望みはどうすれば叶えられるのかを考え、実践し、形にしていくための力が必要です。豊富な選択肢と機会、そして何より正確な情報。それらを適切に提供し、未来のある子どもたちが、自らの手で自らの人生を切り開いていく力を磨いていってほしい。

当スクールの最上位理念に「未来を選び取る力」を据えたのには、そうした私たちの想いが込められています。

囲い込まず、子どもたちの選択肢を広げられる教育を

オンラインスクール「choice」では、公教育はもちろん、近隣の適応指導教室やフリースクール、全国の教育機関との連携を積極的に行い、子どもたちや保護者の方に適切に情報共有できる環境を整えています。

兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice
「こどもの社会環境を考える」@ON THE HILL SCHOOL OF ART より。
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「こどもの社会環境を考える」@ON THE HILL SCHOOL OF ART より。
兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice
第2回「こどもの社会環境を考える」@くにおか公会堂 より。
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第2回「こどもの社会環境を考える」@くにおか公会堂 より。
兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice
神戸新聞より(https://www.kobe-np.co.jp/

「他所がダメでうちが一番」といった、狭い競争の考え方で囲うような教育は一切しません。

私自身、これまでさまざまな教育現場を渡り歩き、視察に行ってきましたが、そこで得たのは「子どもの数だけ学びの環境がある」という気づきです。

「choice」の環境が合う子どももいれば、他の環境の方がもっと輝ける子どももいる。当人とって何が一番ベストなのかを常に考え続け、スタッフ一同幅広く教育の世界を学び、情報を収集し、時には現地に足を運び、適切な環境を届けられるようにしたいと思っています。

オンラインフリースクールchoiceについて

当スクールについての詳細は、以下をご参照ください。入学のご相談やご質問などは、記事下部にありますお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice
兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice

オンラインフリースクールchoiceのカリキュラム

以下にてオンラインフリースクールchoiceのカリキュラムを「学習指導」「居場所づくり」「探究型学習」「キャリア教育」の4つに分けてご紹介します。

学習指導

基礎学力の定着は、未来を選択するにあたって必須の能力。情報を適切に収集し、自分の頭で判断し、行動に移せるようになるための、文字通り「基礎」となる力です。

「choice」では、学習進度に合わせて学べるICT教材「eboard」を導入しています。

学年や単元ごとに映像業材と演習問題が用意されており、わからない部分は繰り返し、わかる部分はスキップし、自分のペースで学習を進めることが可能です。

学習を円滑に進めるために、専門のスタッフが進捗や達成度を確認し、適宜フィードバックを行います。自学自習の習慣が形成されるまで、適性や学習スタイルに応じてスタッフが徹底サポートします。

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動画教材だけで理解が難しかった部分は、ホワイトボードツールを使用していねいに解説。
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ドリルもついているので、動画教材視聴後すぐに演習でき、知識の定着が可能。

学習スタイルには幅があり、個人で黙々と進める児童生徒もいれば、画面共有機能を用いて互いに学んだことを教え合う『学び合い』の形で学習を進める子もいます。

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歴史と地理の知識を組み合わせ、現代に起こっている内紛や戦争といった課題の謎に迫る生徒たち。

実際の授業の様子は以下動画にてご紹介。ぜひご視聴ください。

ICT教材「eboard」の詳細は以下の公式HPをご参照ください。

・eboard(HP)
https://info.eboard.jp/

居場所づくり

「choice」では、オンライン上の仮想教室空間として「ovice」を活用しています。バーチャルオフィスとして多くの会社で導入されており、直感的な操作で「チャット」や「ビデオ通話」が可能です。

「choice」はオンラインフリースクールなので通学不要。PCを開いてアクセスすれば、そこがすぐ教室です。HRや授業、部活など、カリキュラムの全てがこの「ovice」上で行われます。

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画面共有機能を活用することで、児童生徒が今どんな活動をしているのかを具に観察でき、躓きがあった場合はすぐにサポートに入れるようにしています。

兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice

「ovice」の詳細は以下の公式HPをご参照ください。

・ovice(HP)
https://www.ovice.com/ja

・oviceでできること
https://ovice.in/ja/magazine/2022/03/31/howtouse1/

探究型学習

選択制のカリキュラムとして、興味関心のあるテーマを深掘りして学ぶ「探究型学習」があります。

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文部科学省HPより。

探究型学習とは、自身の興味関心や疑問、深掘りしたいテーマなどを選択し、インターネットや書籍、または有識者へのインタビューなどで情報を収集。整理・分析を行い、プレゼンテーションや文書、動画などで発表する学習のことです。

「未来を選び取る力」を育むにあたり一番強力な学習だと考えており、自身の興味関心を発掘できるのはもちろん、自分に合った学習スタイルやアウトプットを試行錯誤できる機会にもなります。

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興味関心のある分野の動画を視聴する児童と、その内容に補足を加える生徒。
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当スクールで大ブームとなっているオンライン将棋。児童生徒たちからの発案で独自の段位も設けられました。
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「blender」というソフトを使い、自作した自慢の車の発表をする生徒。
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「Adobe fresco」を使い、お気に入りのイラストを模写する生徒。カメラ機能を使えばライブペイントに。
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「1+1がなぜ2になるのか?」という、一見当たり前のようで深いテーマに挑む生徒たちの姿も。

探究型学習の詳細については、以下のリンクをご参照ください。

・探究型学習とは?
https://fora.or.jp/report-inquiry/

キャリア教育

経営者交流会やYouTubeでの対談で幅広い層の社会人と関わってきた伊藤と、メディアの仕事でさまざまな職種のトッププレイヤーをインタビュしてきた中野の人脈を活かし、キャリア形成につながる外部講師を招聘。魅力的な授業を行います。

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どんな職種の人を呼びたいか、どのようなことを聞きたいかといった、キャリアトークの内容も児童生徒自身で決めてデザインしています。
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漫画家として活躍している西本ナツト先生の回。実際にキャラクターメイキングの様子を見学させてもらいました。

・共同代表中野がインタビュー、取材してきたヒト、コトについてはこちらから
https://ropeth.com/work/

SNSアカウント

以下各種SNSアカウントでは、日々のスクールの様子や教育ニュース、学びの選択肢が増えるような情報を発信していきます。 ぜひフォローお願いします。

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・公式Twitter
https://twitter.com/choice_dayo

兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice

・公式Instagram
https://www.instagram.com/onlinefreeschool.choice/

面談のお申し込みについて

オンラインフリースクール「choice」へのご質問、入学希望の面談については以下のフォームより随時受け付けております。お気軽にご相談ください。

メディア掲載

【東京都・渋谷区】HUSTAR株式会社『STUDYCHAIN』(2024/11/30)

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・「家から始める新しい学び」不登校支援のその先へ。オンラインフリースクールchoiceが描く教育の未来図
https://studychain.jp/interview/interview-choice/

神戸新聞(2024.8.16)

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・不登校の子、バーチャル空間で学ぼうよ アバター操作、チャットで会話 完全オンラインの学校
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202408/0017972577.shtml

COG2023出場動画(2024.4)

・東京大学「COG2023 最終公開審査イベント」
https://park.itc.u-tokyo.ac.jp/padit/cog2023/

神戸新聞(2023.9.17)

兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice

加古川経済新聞(2023.9.5)

兵庫県加古川市不登校児童生徒オンラインフリースクールchoice

・「学校に行きにくい子どもに選択肢を」加古川のフリースクールが無料面談
https://kakogawa.keizai.biz/headline/2624/

いろんなオンラインの向こう側『ENILNO(エニルノ)』

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・既存の不登校支援と異なる兵庫県加古川市発のオンライン・フリースクールが描く未来
https://enilno.jp/all/onlinefreeschool-choice.html


兵庫県神戸市加古川市姫路市ライターカメラマンロペス

━━━━profile━━━━
兵庫県を拠点として活動している編集ライター、カメラマン。大学卒業後、小学校教諭、塾講師、保育士を経験。2019年からは合同会社hyphenに転職し、コワーキングスペースmocco姫路スタッフ、コワーキングスペースmocco加古川の立ち上げに関わり、コミュニティマネージャーとして活動。その後兵庫県播磨地域の情報誌『まるはり』の編集・取材フォトライターを経て独立。
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