【兵庫県・三木市】第4回「こどもの社会環境を考えるWORKSHOP」@S-BASE

兵庫県三木市にあるフリースペース「S-BASE」にて、オンラインフリースクールchoice主催のイベント「こどもの社会環境を考えるWORKSHOP」の第4回を開催しました。

オンラインスクール「choice」について

兵庫県加古川市フリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室

兵庫県加古川市を中心に、不登校児童・生徒を対象とした「未来を選び取る力を育てる」オンラインフリースクール。仮想空間「ovice」とICT教材「eboard」を使用し、オンライン上で子どもたちに学習指導、居場所づくり、探究型学習やクリエイト活動などの学びの機会を提供しています。

・オンラインフリースクールchoiceとは?
https://lit.link/onlinefreeschoolchoice

・【兵庫県・加古川市】不登校児童・生徒を対象としたオンラインフリースクール「choice」を始めます。
https://ropeth.com/2023/05/08/choice-edu/

「こどもの社会環境を考えるWORKSHOP」とは?

兵庫県加古川市フリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室

<こどもの社会環境を考えるWORKSHOP>は、子どもたちに対する権利の保障を中核とする包括的な支援「居場所支援」と呼ばれる取組について、地域での情報交換会を行い、共に学び、共に繋がり、こどもたちの笑顔を作ることを一緒に考えるイベントです。

主催:オンラインフリースクール「choice」

兵庫県加古川市フリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室

・第1回イベントレポート
【兵庫県・加古川市】「こどもの社会環境を考えるWORKSHOP」@ON THE HILL

兵庫県加古川市フリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室

・第2回イベントレポート
【兵庫県・稲美町】第2回「こどもの社会環境を考えるWORKSHOP」@くにおか公会堂

兵庫県加古川市フリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室

・第3回イベントレポート
【兵庫県・加古川市】第3回「こどもの社会環境を考えるWORKSHOP」@ホームスクール「こどり〜む」

S-BASE

第3回の会場は兵庫県三木市にあるフリースペース「S-BASE」さん。学校に行きづらい子どもや保護者のための居場所として、自宅を開放してフリースクールを運営。対象は主に不登校状態にある小中学生ですが、それに以外にも居場所を必要としている20歳未満の若年層も受け入れる体制を整えています。

兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE

同スペースでは児童生徒への体験機会や居場所の提供だけでなく、悩みを抱える保護者に向けた相談会「おやBASE」も実施。気軽に相談ができる窓口を設けています。

これまで紹介したソフトに魅力があるのはもちろん、特筆すべきは何といってもハード。広々とした空間に楽器やデジタルデバイス、ボードゲームに書籍など多数の設備があり、幅広い体験活動が楽しめる環境です。

兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE

・S-BASE(HP)
https://www.wakuwaku-s-base.com/

・S-BASE(Instagram)
https://www.instagram.com/s.base_/

「こどもの社会環境を考えるWORKSHOP」イベントレポート

オンラインフリースクールchoiceを立ち上げたと同時にスタートした「こどもの社会環境を考えるWORKSHOP」。毎回多くの教育関係者や福祉、行政関係者にご参加いただき、情報・意見交換を行ってきました。実際に日々こどもたちが学んでいる環境で開催することを大事にしており、今回は兵庫県三木市にあるフリースペース「S-BASE」をお借りしました。

兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE

冒頭は当イベントの趣旨説明と主催である私たちの事業「オンラインフリースクールchoice」の説明。兵庫県内でオンラインを専門に教育機会を提供しているフリースクールは少なく、強い興味関心を持って聞いてくださる方が多くてとても嬉しかったです。

兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE

続いては参加者の自己紹介。それぞれが取り組んでいる事業および活動と併せてご紹介いただきました。第1回第2回と続けてご参加いただいている方も、今回が初参加の方も、各人が熱い思いと強い使命感を持って引き続き社会課題に向き合っていることがわかりました。

兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE

そしていよいよメインプログラムへ。前半はS-BASE代表の清水ひとみさんより、施設の説明と案内をしていただきました。

兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE

女史のお話で特に印象的だったのが、ハードに対する積極的な投資とその覚悟。「やるなら本気で。自分が誇りを持てる環境と、子どもたちがいきいきと成長できる環境をつくる」と語り、設備投資にかける強い思いを訴えます。

経営が厳しく、不本意ながらコストカットや規模縮小に走る居場所支援団体は数多くあります。そんな中、両足で踏ん張って生き残り、活動を継続しているS-BASEさんの姿を目の前にして、一同とても刺激を受けました。月並みな表現ではありますが、自分たちも一生懸命頑張ろうと気持ちを新たにすることができました。

兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
見学では積極的に質問を投げかける参加者の姿も。

見学後はそれぞれの課題意識をシェアし、互いに解決策を考えるワークショップ。今回は対こどもにとどまらず、保護者や学校、行政といったこどもを取り巻く関係者についてのテーマが多く見られました。

兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE
兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE

ワークショップで大事にしたのは、悩みの「解消」ではなく課題の「解決」。せっかく社会課題解決と闘う専門家が集まったのに、ただの愚痴大会で終わってはもったいない。行政がどうとか、学校教育がどうとか、当然そうした意見があるのもわかります。でも大事なのは、「だから何なのか」「じゃあ私はどうするのか」を考え、行動すること。いつだって社会を変えるのは「意見」ではなく「行動」だからです。

どこぞのヒーローを待つのではなく、自分たちが課題解決の当事者として何ができるのか、何をしていくのかを考え、それぞれの課題に向き合いました。テーブルによって進み具合に差はあったものの、それぞれが次のアクションについて考え、具体的な解決イメージを持てる時間になったと思います。

兵庫県加古川市三木市オンラインフリースクール居場所づくりユースワーク不登校支援適応指導教室SBASE

これまで4回にわたって開催してきた当イベントですが、会を重ねるにつれ横のつながりが強くなり、ワークショップで出てくる課題もどんどん高度化してきています。とはいえ、やはり資金や集客の面では未だ多くの課題が残っており、どこも困難を抱えていることがわかりました。

アウトリーチの大切さ、そしてその先の利用に至るまでの導線をいかにわかりやすく引くか。当スクールも実践を繰り返しながら知見を積んでいき、各スクールにシェアできるようにしていきたいと思います。


今回ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。当日の気づきや学びをそれぞれの場に持ち帰り、より良い教育、居場所づくりに活かしていただければ幸いです。


兵庫県神戸市加古川市姫路市ライターカメラマンロペス

━━━━profile━━━━
近畿圏を拠点として活動している編集ライター、カメラマン。大学卒業後、小学校教諭、塾講師、保育士を経験。2019年からは合同会社hyphenに転職し、コワーキングスペースmocco姫路スタッフ、コワーキングスペースmocco加古川の立ち上げに関わり、コミュニティマネージャーとして活動。その後兵庫県播磨地域の情報誌『まるはり』の編集・取材フォトライターを経て独立。2024年3月より大阪・福島のコワーキングスペースGRANDSLAMのコミュニティマネージャー。
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